社会に疑問を持ったら、はじめてみる7つのこと【NPO事務局長の事務局長メルマガ vol.3】
こんにちは。NPO法人SEIN 宝楽です。
今日も開封して頂き、ありがとうございます。
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《目次》
1.社会に疑問を持ったら、はじめてみる7つのこと
2.地域×社会的起業 主観的最新情報
大阪発開催!NPO事務力検定、無事に終了しました!
3.編集後記
※
→詳しくは雑談コーナーと編集後記で!
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■1 社会に疑問を持ったら、はじめてみる7つのこと
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・もっと、子育てしやすい社会にならないの???
・障がいは、多様性なはずだ!
・生まれ育ったまちが、シャッター商店街になっているのが悲しい!
・子育てしているから働きにくいっておかしい!
などなど、
社会に何か疑問を持ったとき、
漠然とした疑問を持った方
だけど、なんとかしたいと奮い立ったとき、
最初、なんとなく疑問を感じ、
それを何とかしたい。
友達や、知り合い、同僚に相談してみるけど、
ほんまや!って言ってもらえるけど、
うまく伝わらない。
それは、人間の内面なんて結構カオスです。
それで、NPOといわれるものに目をやったとき、
NPO経営者の奇麗なストーリーがたくさん入ってきます。
すごいんだけど、自分はどうしたらいいのか、、、、
でも、このままじゃダメだと思う!!!!
世の中もっと良くなるような気がする。
最初は別にそれで良いいんでs。
実際、その多くは後付けだったりすることが往々にしてあります。
私が相談を伺うメンバーのみなさんも、
当初感じた問題意識が事業やり始めてから二転三転することだって日常です。
では、頭のなかにある疑問どうすればいいか。
何か一歩を踏み出すときに大切だと思う7つのポイントをお送りします。
(1)とりあえず地域の活動に参加する
「なぜ」と感じたらリサーチします。
現場の関係者に話を聞くことが最も近道です。
時に自ら、現場で体験したり、手を動かしたりもします
に見たり、聞きいたりすると、
最初は単なるイメージだったものが、輪郭を伴って肌触りと共に理解できるようになります。
目の前の困っている人の姿に、我々は心の痛みを「感じ」ます
それを憤ることだけでなく、
次に調べます。
(2)とにかく、疑問を模索する
まずは、心のトゲを感じることです。
トゲに会い、
トゲの痛みに向き合うことです。
例えば、
近所で子どもの虐待事件が発生した、今でも胸がしくしく痛むのであれば、
虐待に関する本を読み、
虐待の相談に乗っている機関にヒアリングに行ってみましょう。
ニュースで読んだ児童虐待に、強く心を揺さぶられたのであれば、
児童養護施設に見学に行けば良いんです。
(事前に連絡して、謙虚に伺いましょうね、、、)
まずは、現場に飛び込むことで、僕たちの心は更に揺さぶられる。
そしてもっと知りたくなる、あるいは更に深い問題意識が生み出されてくる。
(3)アイデアを棚卸してみる
「痛みを感じる」こと=心のトゲと表現しました。
心のトゲと向き合うことで。
そこから問題意識を獲得できます。
では問題意識を獲得できた人間は、そこから何をすべきか。
例えば、
自分の生まれ育ったまちに、ボランティアで関わったとき、
みんながなんとかしたいという、心の痛みを「感じ」ました。
そしてそこから考えた。「なぜだろう?」と。
「なぜ、地域が良くならないのか」
「なぜ、若者が地域に少ないのか」
なぜだろうを、まずはたくさん棚卸しします。
(4)どう絞り込むか悩んだら、アンテナを貼ってみる
そのためには、
その「なぜ」の答えを、現場に分け入って、人の話を聞いてまわる
家族、
近所の人、
facebookの友達
などに発信してみましょう!!!
(5)事例集・本やニュースなど読み学ぶ
その「なぜ」の答えの、書籍やネットで検索してみる
例えば、国の省庁がしている審議会や懇談会は、
統計資料も詳細に分析されていて、
問題意識を、「客観的」にできます。
子ども子育て支援会議(内閣府)
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/
介護保険法制度について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/index.html
(6)幅広い勉強会・研修会に参加する
その「なぜ」の答えの、勉強会・研修会に参加する
市役所主催の勉強会、
公民館のセミナー
NPO主催のセミナー
など、意外に自分と同じ問題意識は、
すでに取り組む先人が多いです。
(8)もう一度、アイデアの棚卸し
すると、「何がその人を苦しめる状況を生み出しているのか」を問うことで、「構造」が見えてきます。
つまり、疑問を感じたら、「構造」をしることがとても大事です。
「構造」が見えなくては、解決策は見えてきません!
「構造」の分析の無い解決策は、対処療法になってしまい、、、、
実際にやろうとすると実現できない場合が多く、
せっかく感じた心のトゲが消えていくのは悲しいです!
例えば「まちに元気が無い、もっと助成金を増やせ」とかようなのが典型例です。
まずは、
「構造」を理解することで、
「このツボを押せば問題が解決できる!!!!!」という「仮説」を得られること。
いきなり、自分で事業を起こさないで、
まずは、「ツボ」=「構造」を見つけませんか???
以上
今回のトピックは、いかがでしたでしょうか?
このメールにそのままお返事いただくと宝楽が直接全部お返事しますので
ぜひご連絡ください。
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とりあえず、何か困ってます!
今、どうしていいか分からない!
そういった、社会的起業を行う・支援する全ての方を応援します!!!
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2,地域×社会的起業 主観的最新情報
【大阪初開催】NPO法人事務力検定無事に終了しました!
https://www.facebook.com/events/469027523238757/
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宝楽個人が注目している動き、
今日は、NPO事務力検定を紹介します。
検定と言われると資格を連想する方もいらっしゃいますかもしれません。
この事務力検定は、
むしろ、社会的な問題に取り組むNPOやソーシャルビジネスが、
事業を行う上で、
「事務運営」の見通しをもって事業をしよう!
ということで、
NPO法人岡山NPOセンターが開発した、
事務支援センター事業の一環です。
http://www.npokayama.org/npo-gym/
宝楽も受験しまして、
無事に合格しました。
受験してみて、感じたことは、
この検定こそ、
NPOやソーシャルビジネスに取り組むひと
もしくは、これから取り組む人に受けてほしいです!
なぜか。
それは、本当に取り組みたい事業に時間をさく余裕がもてるから!!
バッヤード的な事務の仕事は後手に回りがちで
ついついギリギリになりがちなんです。
それが、こういった検定とセミナーと通して、
困ったときに
何を参考にすればいいか「見通し」を持てるからです。
僕の中では、
事業は、『見通し』に掛かっていると思います。
社会の解決が困難な事業に取り組む
私たちだからこそ、
事務は見通しをもって取り組みたいですね!
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3,編集後期
※「茶がゆが食べたい」
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私の地元は、大阪の南部河内長野市です。
地元の人に聞くと、おじいさんやおばあさんが良く食べていたと。
夏は冷やして水分補給に、
冬は体を温めたり。
「年寄り」の食べるものとして、
今はあまり食されないそうです。
でも、昔からみんなが食べていたモノに引かれる変わり者の僕。
ウェルカム茶がゆとか、
茶がゆで乾杯とか、
楽しみながら、食してみたいなー
ととある地域の方のお話を聞いて妄想している宝楽でした。
地域って本当に面白いなーーーー!
というお話でした。
【無料相談受付中】
もし、社会的起業を始めるにあたって、
事業プラン、ホームページ制作やなどについて、
NPOとの協働を考える行政担当者・起業担当者のみなさん、
何かお悩みがある場合は、
お気軽にご相談ください。
一方通行の情報を見ては悩み、見ては悩みしているより、
いろんな解決策をお話できると思います。
このメールにご返信いただくと宝楽に直接届きます。
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NPO法人SEINは、
「NPOの運営ノウハウを提供するNPO」から「チームワークを提供するNPO」
のカタチを提案し実践しています。
地域・他分野・産官学民のバックボーンを持つメンバーで運営し、
多くのNPOや企業・行政さんを相手に仕事をしています。
グローバルな時代からこそローカルに根ざしたネットワークを作っていきます。
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NPO法人SEIN 事務局長
宝楽陸寛(ほうらくみちひろ/ファシリテーター)
mh@npo-sein.org