「ネットワークが先か、事業の見通し(ビジネスモデル)が先か」【NPO事務局長の事務局長メルマガ vol.1】

こんにちは。NPO法人SEIN 宝楽です。
今日もご覧頂き、ありがとうございます。

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《目次》

1.社会的起業は、
  「ネットワークが先か、事業の見通し(ビジネスモデル)が先か」

2.地域×社会的起業 主観的最新情報
  工芸作家×地域で、次のライフスタイルの提案するソーシャルビジネス!「灯し人」の集い開催!

3.編集後記
  ※娘もいつしか2歳になりました。ソーシャルビジネスパパの子育て
  →詳しくは雑談コーナーと編集後記で!

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■1 社会的起業(ソーシャル・ビジネス)を今から始めようとしている人の
   ”共通の問題”と、その解決策についてお話します。
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社会的起業は、
「ネットワークが先か、事業の見通し(ビジネスモデル)が先か」
地域にかかわるみなさんにはよくあるお悩みの光景だと思います。

僕もあの手この手でいろんな人いろんなパターンで
解決しようと試みてきたつもりです。

でも簡単には解決しないまま何年か経過。
どこにでもある風景です。

■何を解決したいのか

答えを先に言います。「何を解決したいのか」があるかどうかです。

私たちは、目にみえないことへの見通しがつかないと進めません。

これは会社組織でも、市民活動・NPOでも、
ショーシャルビジネスでも同じです。

一人でやると不安だから
相談された人は、たいてい見通しがつきやすい、

・ネットワークあるの?
とか
・事業の見通し(ビジネスモデル)あるの?
が先に気になります。

相談を受けた人も、
親身になって、善意で答えているから、
余計に大変です。

■社会の問題に目を付けることは尊いこと

個人の時代といわれて久しい今の時代、
社会の問題に目を向ける視点は本当に尊いことです。

阪神淡路大震災を期に、NPO法人格の議論が高まったように、
東日本大震災を通して
本当の豊かさ、地域で生きることを見つめなおした人も多くいます。

今、本当に「社会の問題に目を付ける」方は増えています。

だからこそ、
成功モデルがテレビ新聞だけでなく、
ソーシャルメディアでもたくさんめにすることができるようになりました。

だから、「社会の問題に目を付ける」ことの次に、
どうしても事例を追いかけてしまいます。

■オリジナルか、どこかの成功モデルか

ドメスティックに、自分でモデルや進め方を考えられる方はすごいです。
でも、どこかで成功したモデルの方が
真似しやすいし、思考も深まるし、
成功の可能性も近いと思うのが人間です。

だけど、
それだけでは悲しいかなうまく行きません。

それは、
事業をするには、
事業の流れや
ネットワークも必要だけど、

その地域で何をするのか。
が無いと、何も地域に残りません。

もう少し言うと

その地域の何の問題を解決するのか!
が見えていないと、

事業は小さくまとまるし、

巻き込む人も少なくなってしまいます。

■自分らしく社会貢献か、地域のための自分の貢献か

究極は、
自分らしく社会貢献か、地域のための自分の貢献か
になります。

自分で、社会的起業をしなくても、自分らしく社会貢献できます。

①赤い羽根募金をして、地域の福祉に貢献する

②地域のボランティアに参加する。

これだけでも、自分らしく社会貢献
できちゃいます。

本題は、
「地域のための自分の貢献」を事業を通して関わること
つまり、社会的な起業で地域に貢献するのなら、
数字で、地域の問題に触れることが大事です。

あくまでも気合で地域に関わるエネルギーは大歓迎ですが、
やっぱり、「続く」社会貢献が
支援される地域も、そして自分自身も健康的に関われます。

■数字で関わるってどういうこと?

私たちは、まずは地域の白書をつくろう!
って提案しています。

1,地域の問題概要

2,その解決方法提案

3,一緒に解決できる団体「こんなことできますリスト」

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例えば
高齢者を支える社会づくりを考える場合

1,地域は騎馬戦から肩車に!

1950年代 20~64歳10人で65歳以上の一人を支えました!

2020年には、20~64歳1.9人で65歳以上の一人を支えます!

2,その解決方法提案

高齢者も、若者も、子育てしている世代も
みんなで輪になって地域に関わる
「共生型」です!

3,一緒に解決できる団体「こんなことできますリスト」

私たち、、、「お困り事を集めます!」
社協さん、、、、
◎◎工業、、、、

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という具合に、

やりたいことをまず始めるまえに、
数字で、何を解決するか整理してみませんか???

→【無料相談】
 数字にする方法!
 今、どうしていいか分からない!
 そういった、社会的起業を行う全ての方を応援します!!!

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2,地域×社会的起業 主観的最新情報
  工芸作家×地域で、次のライフスタイルの提案するソーシャルビジネス!「灯し人」の集い開催!

2014年11月15日(土) – 11月16日(日)10:00~16:00  *雨天決行・荒天中止
@大仙公園 催し広場
http://tomoshibito.org/
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最新情報と言いながら、宝楽個人がもっとも注目している
アートと地域の動きです。

まずは、想いを読んでいただけると、、、
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当たり前で無くなりかけている時代に、その当たり前のことを生業とし、
人々の暮らしの中に小さな”思い”という明かりを灯す人たちがいます。

彼ら彼女らと触れ合い、モノが持つ物語に耳を傾けることで、
人の暮らしが少し豊かになり、モノに対する価値感も変るのではないでしょうか。

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灯しびと=クラフト作家
として、
全国の手仕事を仕事にする方を選考し、
社会に発信している「クラフトフェア」という動きです。

クラフトフェア自体は全国いろいろあります。

その中で、堺周辺に暮らす作家さんや
地域のボランティアが関わり、
運営されており、
今ではメディアにも紹介され、
万人の単位で人々が集います。

この着眼点や発信方法に、
社会起業家やお応援されるみなさんにヒントが多く詰まっています。

ぜひ、ご一読ください。

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3,編集後期
※娘もいつしか2歳になりました。ソーシャルビジネスパパの子育て
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夫婦ふたりとも、NPOの仕事に携わる私たちの家庭に

娘がやってきて早2年
妻のお腹にいた期間を含めると3年目。

毎日が成長と驚きの連続です。

「あかん!」「イヤ!」
も正直に話す大阪の下町娘になっていますが、
家族って暖かくていいですね。

家事はまだまだ見習いではありますが、、、、

地域、地域って仕事上よく使いますが、
地域の一つの単位の中に家族があります。
大事にしたいなと思います。

【お知らせ】
NPOや社会的起業を行うには、
事務は欠かせません!
これですっきり事務力アップ!

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【無料相談受付中】

 もし、社会的起業を始めるにあたって、
 事業プラン、ホームページ制作やなどについて、
 NPOとの協働を考える行政担当者・起業担当者のみなさん、
 何かお悩みがある場合は、
 お気軽にご相談ください。

 一方通行の情報を見ては悩み、見ては悩みしているより、
 いろんな解決策をお話できると思います。

 このメールにご返信いただくと河野に直接届きます。
 ご相談はコチラ ⇒ mh@npo-sein.org

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NPO法人SEINは、

「NPOの運営ノウハウを提供するNPO」から「チームワークを提供するNPO」
のカタチを提案し実践しています。

地域・他分野・産官学民のバックボーンを持つメンバーで運営し、
多くのNPOや企業・行政さんを相手に仕事をしています。
グローバルな時代からこそローカルに根ざしたネットワークを作っていきます。

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